ティール組織(Teal Organization)について5 〜報酬分配と再投資額の意思決定〜

経営と組織観
前回記事からの続きです。

社会資本主義も大事 もちろんお金も大事

もう1つ、私の中でITツールと双璧をなす大事な視点。報酬の分配です。給与です。Teal型組織では、給与は全員が平等で内にも外にも公開されている、ということを時々聞きます。

が、私の勉強不足・情報収集不足のせいかあまり情報が出てきません。

ある人が全身全霊をかけてあるプロジェクトをやり切って、もちろんサポートやアドバイスはもらったとして、それはメンバー全員平等にそのプロジェクトの利益が分配されることになるのでしょうか。

あるいは別プロジェクトへの再投資額はどう決まるのでしょうか。

ここだけはコンセンサスで徹底的に議論するのでしょうか。

それとも「報酬を分ける」という役割(“リードリンク”と呼ばれます)の担当者がいて、その担当者がその担当者の権限・責任でアドバイスをもらいながら決めるのでしょうか。

個人の生活や事情を考えて、例えばお子さんが5人もいるあの人には、あんまり仕事では活躍しなかったけどたくさん給与を払おう!とみんなで話し合ったりするのでしょうか。

そして、黒字であればまだ分配の話ができますが、長年赤字が続くプロジェクトは、やはり存在意義を問われ、自然の摂理によって給与を払いあうことができないままプロジェクトは淘汰されそのメンバーは仕事を失い生活の危機に直面することになるのでしょうか。

Tealについて私の中の大きな大きなブラックボックス、報酬分配についてでした。

いったん、まとめます

だいたい考えていたことが書けてきました。

こうして一旦書き切ると、ITツールや報酬分配といった懸念に感じることは脇に置いて別の視点のことも考えられそうです。

Tealはまだまだ勉強中だし、国際的なコミュニティでもどうあれば良いのか模索中の段階のようです。

ここに書いたことには、後になって間違いだったとか、思い違いだったとか、自分自身のパラダイムを変えたくないが故の(旧来型の組織でい続けたいことに固執するが故の)無自覚な私の防衛反応だとか、そういったことが多分に含まれているようにも思うのですが、感じてしまったことはこうして記録しておこうと思った次第です。

ふう。ここまで雑文をお付き合いいただき、ありがとうございました。

2018.2.19 ワークショップ設計所 小寺
(裁量労働制で紛糾する国会の報道をきっかけに)
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