職場でワークショップを主催する

経営と組織観

場をつくる技法って、たくさんあるんだなぁ。

とあるワークショップイベントで参加者としてご一緒した方がつぶやいた言葉が心に残っています。
「場をつくる技法って、たくさんあるんだなぁ。」その通りです。場をつくる方法、ワークショップの技法は、何種類あるかと聞かれたら、「無数です」としか答えようがありません。
無数のやり方、無数の道があるなかで、到達したい地点を見すえて、最善と思われる1つの道を選んでいくこと。これがワークショップ設計という作業です。

技法、例えば……

「具体的にこうします」と実施手順をある程度パッケージ化したプログラムは存在しています。
例えばワールドカフェやクロスロード、ホラクラシー憲法で定義されるガバナンスミーティングなど。それを紹介する書籍もあります。
また、ワークショップや会議における要素技術として使える板書術やグラフィックレコーディングなど「かく」「記録する」スキルを学ぶセミナーや、情報の整理に使うフレームワークが掲載された書籍もあります。
最近では、カードゲームや、きれいな写真セットなど、ツールも国産、輸入と色々あるようですね。

“知っている”と“できる”

しかしながら、本を読むことやツールを入手することと、実際に主催できることの間には、なかなか深く幅広い溝が横たわっているように思います。(軽々とそれを飛び越える方は一定数いらっしゃいます。よっしゃ!と、とりあえず実行できる剛毅な方ですね。または職場内で相応の権限を持っている方です。)

私の職場の課題は、私が立ち向かう。

何年か前の体験談なのですが、職場でワークショップを導入する際、知識と実行のギャップにとても怖気づきました。社外の有志で行う気楽な勉強会と、職場で主催することの間にある広く深い溝ともいえます。

私が溝を飛び越えられたのは、ひとえに「業績悪化で疲弊している営業リーダー達を元気にしたい!職場の閉そく感を変えたい!」という切実な私自身の欲求に突き動かされたからです。

当時はその溝を支援し、成功のために必要な知識や考え方を、必要十分に教えてくれるサービスは存在しませんでした。
ファシリテーターごと外部のコンサルタントに発注する形式は存在していたのでしょうが、自分の職場の問題ですから、自分でやるものだと思っていました。

四苦八苦しながら見よう見まねでワークショップを開き、結果的にはリーダー達は活気をとりもどし経営環境が悪化するなかでもメンバーをよく世話しながら自らの責任を引き受けるようになりました。

ワークショップは不安ですか?

ひとりひとりが主体的に参加できる、よく設計されたワークショップには人を動かす力が宿ります。
よく設計されているかどうかは、本を読んだだけではわかりません。
どれだけ多くのワークショップに参加者として参加してもわかりません。

見るべきこと、考えるべきことが何であり、自分は具体的にどうすればいいか。
ここがわからなければ、職場でのワークショップは、地図をもたずに秘境に踏み入っていくことに変わりありません。

ワークショップを企画しようとするとき、不安になるのはなぜでしょうか?
それは予測がついていないからです。
自らが何をして、参加者にどうしてもらえば目的地につけそうなのかが確信できていないからです。

強力な地図を描きましょう。

私たちワークショップ設計所は、あなたの代わりにファシリテーターを行うことはいたしません。
ですが、ファシリテーターを自ら引き受ける方と一緒に地図を描くこと、または地図の描き方を教えることはできます。

世の中へビジネスとして価値を提供し続けるには、IT活用や自動化・省力化も含め、「人」に働きかける方法以外の選択肢は多々あります。
それでも、人と人が顔を合わせて話し合うこと、互いに知恵を絞りあう営みを大事にすること、それが事業の継続にとって重要だ。そうお考えの経営者の方には、お力になれると思います。どうぞご連絡ください。