第11期テーマ本
『努力する人間になってはいけない』
芦田宏直(2013), ロゼッタストーン.
1冊の本を深く、じっくり読む時間を通じて、自分なりの人間観・組織観・社会観(ファシリテーション観)を養う「じっくり読書会」。第11期のテーマ本は、芦田宏直著『努力する人間になってはいけない』。2013年、東日本大震災の2年後の出版です。
同著者の書籍は第7期でも取り上げましたが、今回は高等教育論に寄った『シラバス論』よりも、多くの人にとって入り込みやすい話題が多いように思います。
本書の副題は「学校と仕事と社会の新人論」。
新人論といっても通り一遍の新人向けのありがたい訓示などではありません。
内容を伺い見ると、
「読書」とは何か/〈顧客満足〉とは何か/ツイッター微分論/わが家の子育て方針/女性とは何か/検索バカ/コミュニケーション能力と専門教育機能主義/努力する人が目標達成できない理由
もはや何が書いてあるのか?と思うくらいバラバラに見えるかもしれません。
バラバラですが、それらを横断してみせる著者の思考は、多くの人々と直接的、間接的に協働して働く社会人の私たちには間違いなく耳を傾ける価値のあるものです。
ぜひこの機会にじっくり読んでみませんか。

