じっくり読書会(第6期)の参加申込を受付中です。

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今回のテーマ本

『人を助けるとはどういうことか』

エドガー・シャイン著(2009), 英治出版.

1冊の本を深く、じっくり読む喜びを味わうというメインディッシュを楽しみながら、自分なりの人間観・組織観・社会観(ファシリテーション観)を養うという底流をもつ「じっくり読書会」。

第6期のテーマ本は、エドガー・シャイン著『人を助けるとはどういうことか』としました。

本書でとりあげられるのは支援行為です。社会的なことか個人的なことかという境界を越え、助ける助けられるという関係に焦点をあてながら、共通する感情の動態(ダイナミクス)について語ります。

文体がエッセイ風のため読みやすいという特長もさることながら、とりわけ著者と妻メアリーとの間の日常的な頼まれごと事例のくだりでは「なぜこうも分析的に立場の上下にこだわって言語化しなければならなかったのか」と思わず笑ってしまうほどです。

ですが、こういったシーンでの心理的な戸惑いや苦戦について素直にあけっぴろげに不特定多数の読者にむけて文章で語れる人がどれほどいるでしょうか? しかもリーダーシップ論や組織心理学の知見をもって、公私にわたる様々な支援行為を読み手がうまく実践できるよう解説してくれるのです。

ファシリテーター、ファシリテーションに本書がどう関係するのか。関係しないわけがありません。2009年出版ですので本棚に眠っている方もいらっしゃるかもしれませんね。2024年、オンラインとオフライン、各々の特性をシームレスに活かす支援が求められる新しい時代の足場として、どうぞこのじっくり読書会を活用ください。

お手元に紙の書籍または電子書籍をご用意の上、ご参加ください。
書店・図書館・通販サイトなどで探す場合は書籍名やISBNコードをお使いください。
ISBNコード:978-4-86276-060-9
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