2026-10-8: 「じっくり読書会」第17期 第3回を開催しました。

「じっくり読書会」の第17期の第3回を開催しました。
今期テーマ本は伊吹浩一『武器としての現代思想』です。本日の会では、フーコー思想とネグリ゠ハート思想を主に読みました。

フーコーが問い直した、正常と異常、医学と道徳、そして知と権力の関係。私たちが当たり前に受け入れている「健康」や「正常」という基準を、参加者それぞれの経験に引きつけながら考えました。身近な営みに権力が働くことに「ホラー」を感じるという声もあり、フーコー思想が私たちの生活に関わるものとして立ち上がってきたように思います。

続くネグリ=ハートでは、情動労働や〈共コモン〉、マルチチュードを取り上げ、感情労働(ホックシールド)との違いや、人々の協働が生み出す価値について話し合いました。最後には、「幸せになりたいという願いは普遍的なものなのか」という問いから、異なる価値観の間で共通の足場を探すことと、その足場自体を問い直すことへと議論が広がりました。

分からないところは共に悩み、問いを残しながら読む時間となりました。人々の学びや協働を支えるファシリテーターとして、自分たちの関わり方を考える手掛かりも多かったかと思います。 ご参加の皆さま、誠にありがとうございました。

さて次回の読書会では、大澤真幸『資本主義の〈その先〉へ』を読むことになりました。
詳細、お申し込みは、じっくり読書会(第18期)もしくは空葉堂書店Peatixよりご確認ください。

じっくり読書会(第18期)
第18期テーマ本『資本主義の〈その先〉へ』大澤真幸(2023), 筑摩書房.じっくり読書会、今回のテーマ本は『資本主義の〈その先〉へ』です。 「資本主義のその先」とは、いったい何でしょう。資本主義がいつか終わるという話でしょうか。ある...

※ワークショップ設計所が運営する店舗「空葉堂(くうようどう)書店」について。